Amazonキッズタブレットは、購入から1年間はAmazon Kids+が無料で使えるため、子どもでも安心して学習アプリや動画を楽しめます。
ただ、多くの人が気になるのは「一年後にどうなるのか」という点です。無料期間が終わるとアプリは消えるのか?データは残るのか?そのまま普通のタブレットとして使えるのか?それとも追加費用が必要なのか?
この記事では、amazonキッズタブレットを購入後、一年後に実際に起こる変化と、継続と解約の判断材料をわかりやすく解説します。
Amazon Kids+解約後、ダウンロードしたアプリは本当に消えるのか?
Amazon Kids+を解約すると、Kids+経由でインストールしたアプリは契約終了と同時に端末から削除されます。これは「利用権が無くなったコンテンツは保持できない」という仕組みのためで、ユーザーが任意で残すことはできません。解約後に再び同じアプリを使いたい場合は、Kids+へ再加入するか、個別にアプリを購入・再ダウンロードする必要があります。
| プラン | Amazonプライム会員 | 通常会員 |
|---|---|---|
| 月額プラン | 480円(税込) | 980円(税込) |
| 年額プラン | 4,800円(税込) | 9,800円(税込) |
また、アプリだけでなく「Kids+専用のホーム画面」や「年齢に合わせたレコメンド」などの提供環境も一緒に消え、一般のFireタブレット同様のUIに切り替わります。つまり、解約した瞬間に“普通のタブレットに戻る”という理解が適切です。
ここを知らずに解約すると「昨日まで使えていたアプリが突然消えた」「ホーム画面が変わって子どもが操作しづらくなった」という混乱が起きやすいため、更新停止前に把握しておくことが重要です。
解約で消えてしまうデータ・残るデータとは?学習履歴やゲームのセーブデータ
Amazon Kids+を解約する際に、アプリ自体が消えること以外に最も懸念されるのが、お子様がこれまで積み重ねてきたデータがどうなるかという点でしょう。この点について、結論としてAmazon Kids+を通じて利用していた学習履歴やゲームのセーブデータは消失します。 サブスクリプション専用のコンテンツに紐づくデータは、解約によってアクセス権が失われ、利用できなくなるためです。
しかし、全てのデータが消えてしまうわけではありませんのでご安心ください。お子様用プロフィール自体はそのまま残ります。また、Amazon Kids+とは関係なく、保護者の方が別途追加した一般アプリ(例えば、YouTubeや他の無料アプリ)とそのデータはそのままタブレット内に残ります。解約後もFireタブレットは通常のデバイスとして利用することができ、子どものプロフィールで引き続き時間制限などを管理しながら、Amazonアプリストアから他のアプリをダウンロードして使用することが可能です。
つまり、デバイスとしての機能は維持され、新しいコンテンツの利用に切り替えられるということになります。
| データの種類 | 内容 |
|---|---|
| 学習履歴 | これまでの学習アプリの記録は削除され、解約後は過去の学習履歴にアクセスできません。 |
| ゲームのセーブデータ | Kids+に含まれるゲームのセーブデータも消去されます。再度プレイする場合は新たに始める必要があります。 |
| データの種類 | 内容 |
|---|---|
| 子ども用プロフィール | 解約後もプロフィールは残り、Kids+以外のコンテンツを利用可能です。 |
| 一般アプリのデータ | YouTubeなどの無料アプリや購入済みのアプリは引き続き利用可能で、データも保持されます。 |
【Kids+解約後】子供向けアプリを新しくダウンロードする方法と注意点
Amazon Kids+を解約した後も、タブレット自体はFireタブレットとして利用を続けられますので、お子様のために新しいアプリをインストールすることは可能です。しかし、Kids+の使い放題サービスがないため、ダウンロードのプロセスが変わります。新しいアプリを追加するには、まず大人用プロフィールに切り替える必要があります。
大人用プロフィールに切り替え後、Amazonアプリストアから必要なアプリを検索し、個別にインストールしてください。この際、無料のものだけでなく、有料アプリも購入して追加できます。
重要な注意点として、単に大人用プロフィールでダウンロードするだけでは、お子様が勝手に新しいアプリをダウンロードしたり、設定を変更したりする可能性があります。そのため、アプリをインストールした後は、必ず「ペアレントダッシュボード」で管理を行ってください。ダウンロードしたアプリを子どものプロフィールに共有設定し、利用時間やコンテンツの制限を設けることで、Amazon Kids+がない状態でも、子どもが安全にアプリを使用できる環境を整えることができます。 この手順を踏むことで、保護者の方が厳選したアプリのみをお子様に使わせることが可能になるのです。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. Fireタブレットにサインイン | 親のAmazonアカウントでFireタブレットにサインインし、端末を最新状態に更新します。 |
| 2. 子ども用プロフィールを選択 | 解約後も残っている子ども用プロフィールを選択し、子ども向けアプリを管理します。 |
| 3. Amazonアプリストアを開く | アプリストア内で「子ども向け」「教育」「知育」などのカテゴリを選択し、個別にアプリを検索できます。 |
| 4. アプリのダウンロードとインストール | 希望するアプリを選び、購入または無料ダウンロードしてインストールします。 |
| 5. ペアレンタルコントロールで制限設定 | 必要に応じてアプリごとの利用時間やアクセス制限を設定して、安全に利用できる環境を整えます。 |
Amazon Kids+解約後の「Fireタブレット」は普通のタブレットとして使える?
Amazon Kids+を解約した後でも、Fireタブレット本体は通常のタブレットとして利用できます。まず「保護者用プロフィール」に切り替えるには、ホーム画面左上のユーザーアイコンからプロフィール一覧を開き、保護者用プロフィールを選択するだけで反映されます。切り替え後はAmazonアプリストアからアプリをダウンロードしたり、Silkブラウザでインターネットを閲覧したりといった一般的な操作が可能になります。解約によって端末が使用不能になったり、データ全体が初期化されることはありません。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. 設定アプリを開く | Fireタブレットのホーム画面から「設定(歯車アイコン)」をタップします。 |
| 2. プロファイルとファミリーライブラリを選択 | 「プロフィールとファミリーライブラリ」メニューに進み、切り替えたいユーザーを選択します。 |
| 3. テーマを変更 | 「テーマ」または「ホーム画面の体験」を選び、「大人向け」や「通常のFireタブレット」テーマに切り替えます。 |
| 4. 設定を確認 | 切り替え後のホーム画面で、通常のFireタブレットと同じアプリ・ブラウザ・ストアが利用できるか確認します。 |
| 5. 必要に応じて制限を解除 | ペアレンタルコントロールや利用時間制限を解除または調整して、大人用タブレットとして使用可能にします。 |
ただし、Kids+契約が終了しているため、Kids+で配布されていたアプリや書籍・動画コンテンツにはアクセスできなくなります。また、Kids+の年齢フィルタリングや専用のホームUIも解除されるため、引き続き子どもに利用させる場合は、保護者用プロフィールでアプリをインストールしたうえで、ペアレンタルコントロールを使って利用可否や時間制限を手動で調整する必要があります。
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Amazon Kidsモデル購入時の1年間無料期間が終了した後、Amazon Kids+を継続するか、それとも解約するかは、保護者の方にとって大きな分かれ道となります。それぞれの選択肢には、以下のようなメリットとデメリットが存在します。
Kids+を継続するメリットは、何といっても数千点に上る豊富なコンテンツを引き続き利用できる点です。お子様は多様な学習アプリやゲーム、書籍に制限なくアクセスでき、保護者はペアレントダッシュボードによる強力な管理機能を引き続き利用できます。一方で、自動更新による月額または年額のコストが継続的に発生するというデメリットも伴います。特に、お子様の成長に伴いKids+のコンテンツでは物足りなくなるリスクも考慮が必要です。
解約するメリットは、サブスクリプションのコストを完全に削減できる点です。Fireタブレットを一般的なタブレットとして利用すれば、必要なアプリだけを個別に選んで費用を抑えられます。しかし、デメリットとして、Kids+の質の高い教育的なコンテンツへのアクセスが失われるため、コンテンツの選定と管理を全て保護者自身が行う手間が増えます。
お子様の成長段階や、家庭での教育方針に合わせて、継続か解約かの最適な選択を行うことが重要です。
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| メリット |
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| デメリット |
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| メリット |
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| デメリット |
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まとめ
本記事では、amazon キッズタブレット 一年後に直面する解約の疑問について、データや利用方法の観点から詳しく解説しました。
最も重要な点は、Amazon Kids+を解約すると、サブスクリプションを通じて提供されていたアプリ自体が自動的に削除され、それに伴って学習履歴やゲームのセーブデータも消失するという点です。お子様の大切なデータが消えないよう、解約前にはバックアップの有無を必ず確認しましょう。
しかし、解約してもタブレットは無駄になりません。Fireタブレットは大人用プロフィールに切り替えることで、通常のデバイスとして利用が可能です。解約後は、個別に必要なアプリをダウンロードし、ペアレントダッシュボードで利用制限をかけることで、Kids+の機能がなくても安全な利用環境を構築できます。
継続か解約かは、コスト削減と豊富な教育コンテンツへのアクセスというメリット・デメリットを比較し、お子様の成長と今後の学習計画に応じて最適な選択をしてください。一年後の契約更新前に、この記事を参考に冷静に判断してみてください。






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